今宵は宴なり。


by sakonia73cinema

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Free Zone

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原題:Free Zone
邦題:
監督:Amos Gitai
製作:2005(イスラエル、ベルギー、仏、西)
DVD:Free Zone [DVD] [Import]

ナタリー・ポートマン演じるレベッカが
車の中で泣くシーンから始まる。
タクシードライバーの女性の用事に付き合い、
イスラエルからヨルダンへ国境越え。
その用事とは、中古車販売を商売をする夫の代わりに、
フリーゾーンで「アメリカ人」から支払金を受け取るというもの。
が、しかし。
「アメリカ人」は現れない。
同じように「アメリカ人」を待つ彼の妻の案内で、
彼の住む村に行くと、火が放たれ、村が燃えていた。
仕方がなくイスラエルに戻る途中の国境。
車を降りたレベッカは走って消える。
車の中の二人の女性は口論中。

いやぁ。
良くわからない映画だった。

余りにもわからなくって気持ちが悪いので、
ボーナスを見たところ、
監督がずっと電話で話をしている。
カメラ目線で。ナルシストっぽい。
気持ち悪いので、直ぐに見るのを止める。

3人の女優のインタビュー。
変わった撮影だったらしい。
「好きな人は好き、そうじゃないひとは放ってしまう映画」とのこと。
私は、後者かな。
余りにも、(頭の中で)シーンが繋がらないので、
消化不良。
(デリダ説っぽい。ポストモダンで壊れたまんまって感じ。)
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by sakonia73cinema | 2014-03-30 20:55 | フランス
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原題:Musulmans de France, de 1904 à nos jours
邦題:
監督:Karim Miské et Mohamed Joseph
製作:2009(仏)
DVD:Musulmans de France
Site: http://www.france5.fr/et-vous/France-5-et-vous/Dossiers-thematiques/Musulmans-de-France/p-5320-La-serie-documentaire.htm

フランスにおけるムスリムの歴史。
1909年、産業革命のフランスに労働者として
アルジェリア等から移民したムスリム。
その歴史は、宗教差別と人種差別との戦い。

問題を更に複雑にする原因は、
「ムスリム」といっても、人々はアラブ系とアフリカ系にわかれ、
アラブ系はアフリカ系を侮蔑すること。

公的な場でブルカ(女性が頭を布で覆う)を禁止するなど、
宗教の要素を政治から離そうとするフランスの公的な取り組みは、
イギリスで結構議論されていたのを覚えている。
10年以上経って、それらの取り組みにより、
ムスリムがフランス社会に受け入れられ、カトリックの人たちと
同等の権利を得ているとは、このドキュメンタリーを見る限り、
まだ遠い道のりと思われる。
特に、9.11以降は、かなり難しいらしい。

キリスト教徒行事日は祝日になるのに、
他の宗教の行事は祝日ではない。
これ、私が宗教に関して一番驚いたこと。
(インドやミャンマーなどでは、国民の主要宗教の行事は祝日になっていることもあり。)

フランスは、宗教的に保守的だというのは
その通りだと思う。
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by sakonia73cinema | 2014-03-30 20:32 | フランス

Miller's Crossing

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原題:Miller's Crossing
邦題:ミラーズ・クロッシング
監督:Joel Coen, Ethan Coen
製作:1990(米)
DVD:ミラーズ・クロッシング<スペシャル・エディション> [DVD]<スペシャル・エディション> [DVD]

面白かった!!
(コーエン・ブラザーズには外れがない!)

アメリカのマフィアもの。
所謂、マフィア抗争モノなのだけれど、
「次はどうなるの?」と頭を使うタイプの
ハラハラドキドキで面白い。

コーエン・ブラザーズの映画には、
殺傷はつきもの。
それが生々しいから、生々し過ぎるため許容量を越してしまって
針が降り切れてしまうのか、
殺傷シーンが普通に見えてしまう。
危険。
(なのだけれど、観てしまうのが彼らの映画の不思議)。

これまた「え?そうなの?」と思うのが、
最後のシーン。
アッサリ。
こういうのが好きなんだろう。

1990年制作というのが信じられないぐらい新鮮な空気を漂わせている。
('Fargo'からたった3年後なのに!)
とにかく面白かった。
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by sakonia73cinema | 2014-03-24 05:51 | イギリス+アイルランド

True Grit

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原題:True Grit
邦題:トゥルー・グリット
監督:Ethan Coen, Joel Coen
製作:2010(米)
DVD:トゥルー・グリット スペシャル・エディション [DVD]

コーエン・ブラザーズの映画に外れはない。
ので、見つけたら、迷わず直ぐに鑑賞。
面白かった。

舞台はウェスターン(アメリカ西部(劇))。
父を間違って殺した犯を殺すために14歳の少女が殺し屋を雇う。
その殺し屋(Jeff Bridges)とテキサス・レンジャー(Matt Damon)との珍道中。

面白かった。

最後が「え?」と思うけれど、
これはこれで、「あり」なんだろう。
(コーエン・ブラザーの映画は、最後が「え?」が多い気がするし。)
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by sakonia73cinema | 2014-03-24 05:33 | アメリカ+カナダ
原題:Vietnam: la mission des helicopteres
邦題:
監督:
製作:2009(米)
DVD:

ベトナム戦争にはヘリコプターが主要に使われた。
…というところまでの記憶はあるけれど、
その後、睡魔に襲われて、ところどころしか見ていない。
ので、はっきりしたことは言えないのだけれど、
ずっと、ヘリコプターの話をしていた。
ベトナム戦争がどういうものだったのかの歴史的説明など
無かったと思う。

戦争オタクやヘリコプターオタクにはお奨め。
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by sakonia73cinema | 2014-03-24 05:09 | アメリカ+カナダ

Üç maymun

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原題:Üç maymun (英:Three monkeys、仏:Les trois singes)
邦題:
監督:Nuri Bilge Ceylan
製作:2008(トルコ)
DVD:Three Monkeys [Import anglais]

上司が車で人をはねた。
代わりに服役する。
その間、息子は母親(主人公の妻)に
その上司に車を買うお金をせびるよう言う。
妻はそれをきっかけに上司との関係に入る。

服役を終え、家に戻った主人公。
服役中に起こったいろいろなことが判明する。

かなり重い。
(女性に対する男性の態度も酷い。)
後味が悪い映画。
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by sakonia73cinema | 2014-03-24 04:37 | 東欧

The Time that Remains

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原題:The Time that Remains (仏:Le Temps Qu'il Reste)
邦題:
監督:Elia Suleiman
製作:2009(仏)
DVD:Time That Remains [DVD]

1948年、パレスチナ。
「イスラエル」が、普通の生活を送る人々の世界にやってきて、
無理矢理に重要な書類に署名をさせ、
全てを奪う。

時が経ち、
そこに住む人たちの日常も変わる。
が、しかし、変わらないものは変わらない。

そんな深刻な状況がコミカルに描かれている。
(作風がJacques Tatiと似ていると言われるらしい…わかる気がする。けれど、もちろん違う。)

監督はパレスチナ系。
興味深い。
他の作品も観てみようと思う。
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by sakonia73cinema | 2014-03-22 05:55 | フランス
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原題:Les années Mitterrand - La France et les Français de 1981 à 1995
邦題:
監督:Stephane Ferracci
製作:2006(仏)
DVD:

ミッテランが大統領を務めた14年間(1981年~1995年)、
フランスは大きく変わった。
死刑廃止、有給休暇5週間、週39時間労働、社会保障の充実、
ラジオの自由化、大学入試の廃止、
ドイツとの友好関係樹立、アフリカへの尽力など。

任務は簡単ではなかったはず。
社会党(左)のミッテラン大統領がシラク(右派)と2度も連立政権を組んでいる。

右寄りになった時の、ナショナリズムに走りそうになった時の
ミッテラン大統領の議会演説が素晴らしい。
ナショナリズムほど危険なものはない。
「ナショナリズムは『戦争』だ」と言いきった。
http://news.bbc.co.uk/democracylive/hi/historic_moments/newsid_8195000/8195857.stm

ヨーロッパ共同体は、
フランスにとってセキュリティを確保するものであり、
ミッテラン大統領は、その視点からも右寄りの国粋主義と袂を分かつ。

ミッテラン大統領は今でも国民に愛されている。
その理由がこのドキュメンタリーを観てもわかる。
フランスに1年住んで、「いいなぁ、フランス、皆、活き活きと暮らしている」と思う
社会的基盤を作ったのは(まとめたのは)、ミッテラン大統領なのだと思う。
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by sakonia73cinema | 2014-03-21 03:45 | フランス
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原題:Ecologie, ces catastrophes qui changèrent le monde
邦題:
監督:Virginie Linhart
製作:2009(仏)
DVD:Ces catastrophes qui changèrent le monde

イギリス産業革命に付随した石炭による大気汚染から始まり、
日本の水俣病、
チェルノブイリ原子力発電所事故、
ブラジルの森林伐採。
地球を壊しているのは人間。
環境破壊が水位上昇、ハリケーン、台風、洪水…を引き起こしている。
それらが当時の映像と共にわかりやすく説明されたドキュメンタリー。

ボーナスとしてついていた、チェルノブイリ事故のその後を追跡した
ドキュメンタリーも衝撃的だった。
こういうものを仮に見ていたら、日本で原発推進する動きはなかったと思う。
残念。
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by sakonia73cinema | 2014-03-21 03:32 | フランス

Albert Nobbs

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原題:Albert Nobbs
邦題:アルバート氏の人生
監督:Rodrigo García
製作:2011(アイルランド)
DVD:アルバート氏の人生 [DVD]

話の内容は至ってシンプルだと思うけれど、
かなりインパクトのある映画。
その理由は一重に役者あると思う。

Albert役のGlenn Closeにせよ、
Mr.Page役のJanet McTeerにせよ、
男にしか思えないもの。

それに、ブリティッシュ・アクセントは
それだけで、「価値があるもの」を観ているような気持ちになる。

と書いてきたけれど、
「一生懸命にいいところを探している」というわけではないと念を押します。
素敵な映画。
結構、珍しいタイプの映画だと思う。
鑑賞の価値大有り。
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by sakonia73cinema | 2014-03-18 05:30 | イギリス+アイルランド