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Hable con ella

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邦題:トーク・トゥ・ハー
原題:Hable con ella (英:Talk to Her) 監督:Pedro Almodóvar
製作:2002(西)
DVD:トーク・トゥ・ハー スタンダード・エディション

いろいろなメッセージが込められている映画だと思う。
観る人によってそのメッセージの内容は違うのだろうな。

私の感想は、
物事・出来事の真意は、
善悪では決して届かないところにある…だ。

'All About My Mother'を観た後と同じような感触が残った。
ザラザラしている感触。
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by sakonia73cinema | 2007-02-28 21:06 | スペイン

Alice

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邦題:アリス
原題:Alice
監督:Woody Allen
製作:1990 (米)
DVD:アリス

数ヶ月ぶりに、Woody Allenの作品を観た。
(彼の映画って、Addictionになると思う。効き目が切れると欲しくなる…みたいな。)

とっても、Alenらしい映画。
Allenがいなくても、Allenの顔がいたるところに見られる。
Alenが女性ならば、絶対、Alice役をやっていると思うもの。
(彼女の話し方、Allenそのもの!)

面白いだけじゃなくって、しっかりとメッセージもある。
期待を裏切らない、Allenの映画。
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by sakonia73cinema | 2007-02-27 21:20 | アメリカ+カナダ

Secrets and Lies

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邦題:秘密と嘘
原題:Secrets and Lies
監督:Mike Leigh
製作:1996 (英)
DVD:秘密と嘘

ロンドンのワーキング・クラスの、淡々と流れる日常。
一人一人が、それぞれに悩みを持ちながら、
淡々と日々を暮らしている。
お互いが、その悩みを気にしながら、
でも、ちょっとした行き違いや、ちょっとした勇気のなさが、
見えないココロ壁を打ち破れないでいる。
そういった一人一人の心情が
淡々と描写されていく。

15歳で望まない妊娠をし、産み、捨てざるを得なかった子供が
大きくなって会いに来る。
その子供が黒人として現れた。
きちんと教育を受け、ワーキング・クラスとは違うエレガントな雰囲気に育った黒人の娘。

人種差別やワーキング・クラス・カルチャーに敏感なイギリスで、
こんな際どいストーリーの映画を作った監督。
挑戦者だわっと思う。

とてもいい、ココロに残るだろう映画。
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by sakonia73cinema | 2007-02-27 15:58 | イギリス+アイルランド

Being There

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邦題:チャンス
原題:Being There監督:Hal Ashby
製作:1979(米)
DVD:チャンス

なんて、素敵なお話なんだろう。
また、大好きな映画に出会ってしまった。

チャンスはテレビ好きな庭師。
物心のついた頃から、老人の家に住み込みで働いている庭師。
一度も外へ出たことがない。
その老人の死をきっかけに、初めて「下界」へ…
(BGMが『2001年宇宙の旅』なのが笑える!)。
ひょんな事故に会い、政界関係者の家に暮らすことになる。

チャンスは、ただ単に世間知らずの天然なのか、知的障害があるのか、
それとも、異界から来たのか…。
どうとも分からない。

それは、どうでもいいのかもしれない。
Being there as he is。
それが、彼の魅力の根源なのだから。

私は、'Dr. Strangelove'を観て以来、ピーター・セラーズのファン。
何て素敵なんだろう、彼。
劇中にある彼を褒める言葉、そのまま。
'You are so attractive...so intelligent and detached' 
彼だからこそ、このチャンスがいきているのだと思う。

さて。ラスト・シーン。
湖の「上」をチャンスが歩いていく。

チャンスは一体何者だったのだろう?
タイトルは『Being there』。
あなたは、チャンスは誰だと思う?
私が思うに…。
っと、一緒に観た人と、ホンワカした雰囲気の中で、話をしたくなる映画。
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by sakonia73cinema | 2007-02-20 21:48 | アメリカ+カナダ

طعم گيلاس

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邦題:桜桃の味
原題:Ta'm-e-Gīlāss (英:Taste of Cherry
監督:Abbas Kiarostami
製作:1997(イラン)
DVD:桜桃の味

明日の明朝に自殺をしようとする男が、協力者を求めて、テヘラン(イラン)の街やセメント工場地帯を彷徨う。背景はオレンジ色の夕方。ケダルイ。

男は、既に枯れ木の根元に自分を埋める穴を掘っている。お金に困っているだろう、目ぼしい協力者を見つけては、車に乗せ、自殺の協力を求める。「明日の明朝、睡眠薬を飲んで穴に眠る。2度、私の名前を呼んでくれ。返事があったら助けてくれ。なかったら、砂を私の上にかけてくれ。」

1人目(労働者):彼の言うことを理解できない。
2人目(若い兵隊):危ないことに巻き込まれるのはごめん。
3人目(説教者):自殺はいけない。

4人目は、彼の方から車に乗ってきた。自殺志願者の男が何も語らないにもかかわらず、4人目は自分がかつて自殺を図ろうとした時の話を語りだす。そして、自殺を決意したとたん、全てのものに美しさ、甘さを感じることができ、逆に、生き抜く決意をするに至ったことを、男に伝える。

男は、4人目を博物館で下ろす。彼は、(おそらく生物を)教える先生。そして、少しドライブを続けた後、博物館へ4人目に会いに行く。そして、彼に伝える。「明朝、もしかしたら、深く眠ってしまって返事をしないかもしれない。だから、名前を呼ぶだけじゃなくって、肩を揺すってくれ。」

その後の、オレンジから赤へと色を変えながら、沈んでいく太陽の描写。

いろいろな問題を提起する映画だと思う。
自殺はいけないか?自殺する人に同情することは?手助けすることは?

幸せは、ありきたりの日常にこそある、
ということを、少々忘れていたこの頃。
それを思い出させてくれた、ありがたい映画。
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by sakonia73cinema | 2007-02-20 21:40 | 中東

طعم گيلاس

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邦題:桜桃の味
原題:Ta'm-e-Gīlāss (英:Taste of Cherry
監督:Abbas Kiarostami
製作:1997(イラン)
DVD:桜桃の味

明日の明朝に自殺をしようとする男が、協力者を求めて、テヘラン(イラン)の街やセメント工場地帯を彷徨う。背景はオレンジ色の夕方。ケダルイ。

男は、既に枯れ木の根元に自分を埋める穴を掘っている。お金に困っているだろう、目ぼしい協力者を見つけては、車に乗せ、自殺の協力を求める。「明日の明朝、睡眠薬を飲んで穴に眠る。2度、私の名前を呼んでくれ。返事があったら助けてくれ。なかったら、砂を私の上にかけてくれ。」

1人目(労働者):彼の言うことを理解できない。
2人目(若い兵隊):危ないことに巻き込まれるのはごめん。
3人目(説教者):自殺はいけない。

4人目は、彼の方から車に乗ってきた。自殺志願者の男が何も語らないにもかかわらず、4人目は自分がかつて自殺を図ろうとした時の話を語りだす。そして、自殺を決意したとたん、全てのものに美しさ、甘さを感じることができ、逆に、生き抜く決意をするに至ったことを、男に伝える。

男は、4人目を博物館で下ろす。彼は、(おそらく生物を)教える先生。そして、少しドライブを続けた後、博物館へ4人目に会いに行く。そして、彼に伝える。「明朝、もしかしたら、深く眠ってしまって返事をしないかもしれない。だから、名前を呼ぶだけじゃなくって、肩を揺すってくれ。」

その後の、オレンジから赤へと色を変えながら、沈んでいく太陽の描写。

いろいろな問題を提起する映画だと思う。
自殺はいけないか?自殺する人に同情することは?手助けすることは?

幸せは、ありきたりの日常にこそある、
ということを、少々忘れていたこの頃。
それを思い出させてくれた、ありがたい映画。
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by sakonia73cinema | 2007-02-20 00:03 | 中東
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邦題:イブラヒムおじさんとコーランの花たち
原題:Monsieur Ibrahim et les fleurs du Coran
監督:François Dupeyron
製作:2003(仏)
DVD:イブラヒムおじさんとコーランの花たち

「ほぉー、そういう風につながるのね。」
とラストで思います。

ココロに残った言葉たち。
(1)モモが好きな女の子にフラレテしまった時。イブラヒムおじさんが言う。

「彼女は、君の気持ちに触れずに通り過ぎてしまったかもしれないな。でも、彼女に対する君の気持ちがなくなってしまったわけじゃないだろう?その気持ち自体がかけがえのないものなんだよ。」

(2)イブラヒムおじさんが人生を振り返り…

「Slowが幸せの鍵だよ…。」

おじさんに賛成!!

イブラヒムおじさんは、モモを、いつでも100%見方をし、いつでも100%見守る。私達にも、いつでも100%見守ってくれる人が必ずいると思う。(「いない」という人は、ただ気づいていないだけのはず…)。私にとって、他界した最愛なる祖母はそういう存在。その祖母の誕生日にこの映画を観たのは偶然?それとも「私のコーランには、そう書かれている…」??
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by sakonia73cinema | 2007-02-18 21:54 | フランス

La Promesse

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邦題:イゴールの約束
原題:La Promesse
監督:Jean-Pierre Dardenne & Luc Dardenne
製作:1996(仏)
DVD:イゴールの約束

淡々と描かれていく日常の描写。

映画を観た後に、「あの場面のイゴールは何を考えていたのだろう?」と、ふと考えるような、余韻を残す映画。

色々な意味で、セツナイ、かな。
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by sakonia73cinema | 2007-02-13 00:51 | フランス

Le Fils

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邦題:息子のまなざし
原題:Le Fils (英:The son)
監督:Jean-Pierre Dardenne &Luc Dardenne
製作:2002 (仏)
DVD:息子のまなざし

オリヴィエは、職業訓練校で大工を教える先生。大工らしく、寡黙。口で教えるよりは、自分の技術で教える職人。そんなオリヴィエの元に、息子を殺した11歳の少年が送られてくる。彼は動揺する。一旦は、彼の弟子入りを断るが、許可する。どうして、そうしたのか、オリヴィエは自分でも分からない。

少年は、家族愛に恵まれていない。オリヴィエを先生として、男性として尊敬し、また、親しみを持つ。その一方、オリヴィエは、息子を殺した少年に憎しみ、復讐を抱いている。しかし…。少年とのかかわりを通して、オリヴィエの復讐心が形を変え始める。

鉛のようにズッシリと重い内容を持った映画。
「君はどう思う?」といった、刀でグサッと切り込まれる質問される。映像も、ドキュメンタリーを観ているような気持ちにさせられる(カメラ・カット数が極端に少ない。オリヴィエの演技の迫力…。彼はカンヌで最優秀男優賞になったらしい。)

描写的な映画である分、映画を観ている人によって解釈が、観点が違うと思う。私は、この映画から、「許し(forgiveness)」ついて強烈なメッセージを受け取ったと思う。

余談。
監督兼脚本家とオリヴィエ(Olivier Gourmet)のインタビューも見た。「フランス人、ここにあり!」と思うほど、彼らの話は抽象的。その抽象的アイデアがこういう映画を作るんだっ戸、彼らの想像力・創作力は凄い…と、改めて尊敬の念を覚えた。

余談2。
映画の中のOlivier Gaurmetは、オヤジ(それも、ちょっと、怪しげな雰囲気を醸しているオヤジ)。でも、インタビューのOlivier、カッコいい!それに、演技にかける情熱。うーん。文句なしに、いい男。

余談3。
邦題『息子のまなざし』は、映画のテーマと沿っていないと、私は、思います。
原題'Le Fils' (英訳題'The Son')
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by sakonia73cinema | 2007-02-10 00:59 | フランス

Un Coeur Hiver

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邦題:愛を弾く女
原題:Un Coeur Hiver (英:A Heart in Winter)
監督:Claude Sautet
製作:1992 (仏)
DVD:愛を弾く女

久々に、ココロを振るわされる恋愛映画。

自分のココロの言うまま、愛し、愛を表現するカミーユ。自分のココロに蓋をし、感情に触れるのを恐れ、愛を否定するステファン。全てをありのままに受け入れるマキシム。(3人の心の動きが、台詞にではなく、描写で伝わってくる。)すれ違いのラスト。フランス映画だわ。

それにしても…。
ステファン役のダニエル・オートウィルは、デ・ニーロにそっくり!
(と思ったのは、私だけ?)

邦題『愛を引く女』は、ちょっと、どうかな?
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by sakonia73cinema | 2007-02-09 01:07 | フランス