21 Grams
2007年 10月 23日
邦題:21グラム
原題:21 Grams
監督:Alejandro González Iñárritu
製作:2003 (米)
DVD:21グラム
とにかく、テーマが重い。
メイン・キャラクターの3人。
挫折した過去から、立ち直り、
幸せをつかんだ人達。
その課程は、大切な人、信仰の存在があった。
でも、その幸せは、一瞬の出来事で、
脆くも崩れ去ってしまう。
立ち直るきっかけになったものも、
脆くもなくなってしまう。
残ったのは、怒り。寂しさ。絶望感。
3人が、退廃の道を進む。
求めるものは、生から逃げるための死。
友人の勧めで観た映画。
『21g』というタイトルを聞いたとき、「魂の重さ?」と推測した。
ビンゴ!!だったので、嬉しい。
「たった、21gに何の価値がある?
重さ21gって、チョコレート・バーぐらいだろう?
21gのために、喜んで見たり、苦しんでみたり、
一生懸命生きてみたり。
21gの価値って何?」
ポール(ショーン・ペン)が死の淵で問う。
私は、それほどナイーブではないので、
魂の重さが21gであろうと、50㎏であろうと、
そんなこと、どうでもいい。
死に向かって、生きているのは事実かもしれないけれど、
別に、死なないために生きているわけじゃないもの。
でも…。
交通事故。脳死と生体間移植。その後。
日常に結構ある出来事だと思う。
だからこそ、重いテーマ。
Forgiveness。
それが、テーマだと、私は思う。
ショーン・ペン。いつみても、
格好良い。いい顔だわ。
by sakonia73cinema
| 2007-10-23 23:51
| アメリカ+カナダ