今宵は宴なり。


by sakonia73cinema

Fence

原題:Fencee0158616_18340096.jpg
邦題:フェンス
監督:DenzelWashington
製作:2016(米)

公民権運動の頃の黒人家庭を舞台としたファミリードラマ。
重い内容だけれど、それほど凹むことなく、最後にはほっこり温かい気分になれる映画。

デンゼル・ワシントンが演じる主人公は、
格好いいが、格好悪い父親。
自分の二の舞にはなって欲しくない、黒人の置かれた立場は辛いのだ、と息子の夢を壊す。
嫌悪した父親と同じことをする。

しかし、彼のおかれた状況を考えると、
鑑賞者は、「仕方がないのではないか」、「罪を憎んで人を憎まず」という気持ちになる。
描き方が上手いのだろう。

実は、Viola Davisが出演しているので鑑賞した。
彼女は秀逸だ。この映画でも演技が素晴らしかった。

ラストシーンは賛否両論に分かれるのではないか?と思った。
私は好きだ。
Breaking the Waves (奇跡の海)を思い出した。


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# by sakonia73cinema | 2018-06-09 18:34 | アメリカ+カナダ

17 Again

原題:17 Againe0158616_18101678.jpg
監督:Burr Steers

製作:2009(米)

タイトルから容易に推測できるように、
主人公が17歳に戻る話。

頭も感情も使いたくないので、アメリカン・コメディーの中から選んで鑑賞。
が、しかし。
思っていたよりも質が良く(←アメリカのコメディに失礼…良いものは良い)、
ジーンとくる場面が結構あった。
父が娘に対する気持ちを、17歳に戻った主人公が演じるところなんて、上手いなーっと思ったし。

お薦め。


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# by sakonia73cinema | 2018-06-09 18:10 | アメリカ+カナダ

Grey Gardens

原題:Grey Gardense0158616_21085301.jpg
邦題:グレイ・ガーデンズ
監督:MichaelSucsy
製作:2009(米)

実在の人物、母と娘、がいて、
その二人のドキュメンタリーがあり、
それらを基に作られた映画。

エンターテインメント界だけでなく、政界にも関係のあった(ジャッキー・ケネディが親戚)
二人の暮らしが、華やかなものから没落する。
そこそこの暮らし、という選択肢を選ばなかった結果のこと。
そこには、意地があった。プライドがあった。
その在り様は潔く、
「ボロは着てても心は錦」、ここにあり。

トレーラーのように短くまとめられたものに、
元のドキュメンタリーが挿入されている。
2009年版の二人が、いかに彼女たちを研究して、二人になり切っているのかがわかる。
俳優って凄いな。

予想外に内容が面白かったし、重かった。
フィクションがなせる業、真剣な演技が成す芸術なのだろう。

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# by sakonia73cinema | 2018-05-25 21:09 | アメリカ+カナダ

Still Alice

原題:Still Alicee0158616_18465286.jpg
邦題:アリスのままで
監督:RichardGlatzer, Wash Westmoreland
製作:2014(米)

若年性アルツハイマーが発症した言語学者とその家族が題材。
淡々と描かれている。
その分、重い。
そして、美しい。

作品の中間あたりだろうか、
主人公のアリスが、蛍光ペンで字面を追いながらのスピーチが心を打つ。

記憶を失い、言葉を失っても、
感情は残る。
そんなことを示唆するラストシーンは、
ジーンと心が温かくなる一方、考えさせられた。

ジュリアン・ムーア。
本当にいい女優さんだわー。

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# by sakonia73cinema | 2018-05-23 18:47 | アメリカ+カナダ

The good lie

原題:The good liee0158616_21251106.jpg
邦題:グッド・ライ~いちばん優しい嘘
監督:Philippe Falardeau

製作:2014(加)

「洋画」「ドラマ」をキーワードに「軽め」の映画を探していた。
タイトルが『グッドライ』だし、
カバーが西欧人女性の俳優がボーンと載っているし、
探している映画に適当かと思って、鑑賞し始めた。

鑑賞し始めたところ、アフリカのシーン。
クリックし間違えたのかな?と確認したところ『グッドライ』に間違いない。
どうやら南スーダンの話。
スーダンに関心があるので見続けていたら、
スーダン内戦難民を扱っているということがわかる。

ドキュメンタリーではなく、映画なので脚色している部分があることはわかるが、
それでも、十分に重かった。
(逆に、ドキュメンタリー映画だったら辛くて見続けることが出来なかったもしれない。)
とはいえ、鑑賞後の現在、
俳優たちは実際、難民だったり少年兵だった過去があると知り、
改めて重いものを感じている。

根底には、家族愛や、見知らぬ人をつなぐ人間的な優しさが描かれていて、
鑑賞後には、ほっこりする。
そこらへんは、(アメリカではなく)カナダの映画だからかもしれない。
(この監督の映画(ラザール先生だっけ?)もお薦め。)

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# by sakonia73cinema | 2018-05-22 21:25 | アメリカ+カナダ